安さと高品質は両立できる
スマホを本棚に変える
「自炊代行」ガイド
本をデジタル化する自炊は、専用機材に加え、処理する時間とスペースが必要。そこで頼りになるのが自炊代行サービスです。
依頼前に必ずチェックしておくべきなのは、法律上の対応を明記しているか。その上で、集荷やファイル名変更などのオプションが充実している、使い勝手のいいサービスを選ぶことをオススメします。
このサイトでは安心して利用できる自炊代行会社をご紹介しています。
自炊代行に依頼する際、コストと同じくらい重要なのが画質ですが、どうしても金額やデータ量とのトレードオフになってしまいがち。しかしそれは、闇雲に高画質を求めすぎているからかも知れません。
画質を上げれば上げるほど金額やデータ量が増えてしまい、データに関して言えばスマホやタブレットに入る電子書籍の量は減ってしまいますし、挙動も重くなりストレスをため込んでしまう…なんてことも。
もちろん画質が良いにこしたことはありませんが、小説や漫画など本の種類によって「ちょうどいい」画質設定があります。画質とデータ量のバランスが取れたベストな選択ができると無駄に高い金額を支払わなくてすみます。このページの情報を参考に依頼先を見つけてみてください。
自炊代行会社のサイトでよく見かける、300dpiや600dpiといった数字。このdpiというのは解像度を示す単位のこと。もちろん数字が大きくなるほど解像度は高まるので、一見とにかく高い数字にすればいいと考えがちです。しかし、実用性を考慮すると、多くの場合「300dpi」で十分です。
まず300dpiとは、1インチ(約2.54cm)当たり300ドットの情報を含む解像度を指します。これはテキストや一般的な画像に対して、十分なクリアさと細部の再現性を両立可能です。実際、書籍や文書は300dpi程度の解像度で印刷されていることも多く、原本に忠実な電子版を作成できるとも言い換えられるでしょう。
加えて、300dpiでのスキャンはファイルサイズの面でも有利です。高解像度の600dpiに比べてファイルサイズが小さくなる(1/4程度)為、あなたのスマホのストレージ容量を節約できます。
600dpiは高い解像度ではあるものの、テキスト中心の文書や一般的な印刷物においては目に見えて良くなったと感じられる程ではありません。例えば「辞書の小さなフリガナまでしっかり見たい!」といった具体的な要望が無いのであれば、300dpiは自炊代行での適切な選択と言えるでしょう。
本のスキャンにおいて、カラーモードの選択は重要な要素です。多くの場合、カラーまたはグレースケールの中から選択することになりますが、本全体を一括のモードでスキャンするのではなく、本のパーツごとに最適なカラーモードを選択することをおすすめします。
例えば、もともとカラーであることが多い表紙はフルカラーでスキャンするのが一般的です。表紙は本の顔であり、元の色彩を忠実に再現することは重要でしょう。一方で、モノクロの本文にはグレースケールが適しています。カラースキャンに比べてファイルサイズも小さくなるので、取り扱いも容易です。さらに黄ばみのある紙は美白化さえます。
したがって、出来ればカラーと白黒のページを分けてスキャンする方が仕上がりは奇麗になります。
カラーと白黒のページを、細かく指定するのはちょっと面倒…。そう思った方もご安心ください。多くの自炊代行会社では、本に合ったおすすめのスキャン方法をプランとして用意しています。全ページカラーでスキャンしたり、カラーと白黒のページを仕分けてスキャンしたりと、提案内容もさまざま。
本に合ったモード選択がよく分からないのであれば、「自炊のプロ」である代行会社のおすすめする、おまかせできるプランに乗っかるのも一つの手。大切な本を適切な仕様でスキャンするため、プロの手腕を頼りましょう。
自炊するためには本の背を裁断する必要があります。その際、糊綴じ本・ホッチキス冊子は背表紙から5mm~1cmあたりを目安に切り落とすのですが、本の綴じ目から1cm近く切られてしまうと、見開き2ページに渡って続くイラストが欠けてしまうことも。
ミリ裁断とは、このカットする位置をなるべく背表紙側に寄せる方法です。ギリギリを攻めるため、糊綴じの本の場合3mm~4mmのあたりでカットするのですが、実はこの位置には、まだ糊が付着しています。ミリ裁断を得意とする会社は、この糊を手作業で分離しているそう…!ホッチキス冊子の場合は綴じ目を開いてカッターで直に切って分離するという、ひと手間もふた手間もかかる作業が必要です。
確かに機械ではなかなかできない処理で、場合によってはスキャナーに糊が付着してしまうリスクもあるため、実施している会社は限られています。見開きイラストの多い本などをキレイに電子化したい場合、オプションでミリ裁断を付けられる会社に依頼するのをおすすめします。
本をスキャンする際、紙がよれてしまったり、紙のサイズより大きな領域まで取り込まれたりすることで、余白が生まれてしまうことがあります。画像の周囲に余白が残っていると見た目が損なわれます。その言いようのない違和感は読書への集中力を奪います。
それをスキャン後に除去するのが「トリミング処理」という作業です。手動にしろ自動にしろ工数のかかる、このトリミング処理を行っている代行会社はまだまだ多くありません。なかには目視でチェックしている会社もあるので、より高品質の電子書籍をお求めであれば、対応している会社に依頼するのをおすすめします。
スキャンした書籍の読みやすさは、画質だけでは測れません。ページをめくるたびに文章が微妙に傾いていたら、それは良い自炊本とは言えないでしょう。とはいえ紙をスキャンする際に、絶対傾かないようにするのは至難のワザです。
そこで一部の自炊代行会社が取り組んでいるのが「傾き補正」です。目視の上、人力で補正するか、スキャニングソフトによって自動で補正するかはシチュエーションによるものの、この補正を標準サービスとして提供できるよう、取り組み始めている会社もあります。
より良い自炊本に仕上げるために、先のトリミング処理を含めたさまざまなオプションサービスを活用してみましょう。このサイトでは、安くて使い勝手の良い、おすすめの自炊代行サービス3選をご紹介しています。本の電子化を考えているなら、こちらの情報を参考に、ぜひ一度試してみてください。
料金300 ページまで |
料金301~ 505ページ |
カラー スキャン |
ファイル名 変更 |
納期 | |
未来BOOK |
88円/冊 |
88円/冊 |
55円/冊 |
無料 |
入金後 |
スキャンピー |
88円/冊 |
176円/冊 |
55円/冊 |
無料 |
入金後 |
電天 |
150円/冊※2 |
150円/冊※2 |
要問合せ |
無料 |
書籍到着後 |
電天
料金300 ページまで |
150円/冊※2 |
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料金301~ 505ページ |
150円/冊※2 |
カラー スキャン |
要問合せ |
ファイル名 変更 |
無料 |
納期 | 書籍到着後 |