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「自炊代行」ガイド

本をデジタル化する自炊は、専用機材に加え、処理する時間とスペースが必要。そこで頼りになるのが自炊代行サービスです。

依頼前に必ずチェックしておくべきなのは、法律上の対応を明記しているか。その上で、集荷やファイル名変更などのオプションが充実している、使い勝手のいいサービスを選ぶことをオススメします。

このサイトでは安心して利用できる自炊代行会社をご紹介しています。

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自炊で色が変わる原因と対策

自炊データが暗くなったり色が薄くなってしまうことでお悩みではありませんか?デジタル化した本の色が思い通りに再現されないのは、スキャナーとPCの発色方法の違いや、設定ミス、機器の劣化などが原因として考えられます。

この記事では、自炊データの色の問題を解決するための具体的な方法をご紹介します。

自炊したデータの色が暗くなる原因

自炊データの色が暗くなる原因としてまず考えられるのが、PCモニターとスキャナーでの発色方法の違いです。単純に使っている色が違うため、モニター上ではイメージ通りの色でも、スキャン後に画像が暗くなってしまいます。

また、その他にも、スキャナーのガラス面や原稿の汚れ、機器の経年劣化による光量低下といった問題がある場合も。スキャン時の輝度やコントラストの設定が低すぎたり、カラーマネジメントの設定が不適切だったり、古いバージョンのスキャナードライバーを使用して影響が出ることもあります。

自炊したデータの色が薄い原因

スキャン時に色味が薄くなるのもよくあるトラブルです。スキャンデータの色が薄くなる主な原因は不適切な設定。スキャナーの明るさ・コントラスト設定が高すぎたり、カラーモードが不適切に設定されていることが考えられます。また、スキャナーのガラス面への光の反射や、原稿の劣化による色褪せ、機器の経年劣化によるセンサーの感度低下なども色の薄さに影響を与える要因となります。

カラーページの色を変えずに自炊するポイント

ドライシートで軽く拭く

本にはページとページがインクでくっつくのを防ぐために、粉がつけられていることがあります。自炊する際、この粉がノイズの原因となるため要注意。ドライシートで本のページを1枚1枚軽く拭くと綺麗な自炊に繋がります。裁断前の状態で左手で本を支えながら右手でサッと拭う程度でOK。200ページ程度なら10分ほどで完了できる作業です。

明るさ・コントラスト

明るさ・コントラストの正しい設定もポイントです。試しに印刷して色を見て、調整すると良いでしょう。

スキャン画像の明るさ調整では、標準値から明るくすると鮮明な画像に、暗くすると落ち着いた色合いになります。ただし、明度を上げすぎると不自然な仕上がりになるため注意が必要です。補正を弱めると淡い色が鮮やかに発色し、強めると裏写りや黄ばみを防げます。また、コントラストで明暗差を調整でき、大きな値でくっきりと、小さな値でソフトな印象になります。

ガンマ値・トーンカーブ

ガンマ値やトーンカーブの設定も、印刷後の色味を左右します。

スキャン画像のガンマ値は、大きくすると全体的に白くぼんやりとした印象に、低くすると暗い印象になるのが特徴。文字をはっきりと読み込みたい場合はガンマ値を下げ、写真の細かな色の違いを表現したい場合は上げるのが効果的です。

トーンカーブ調整は機種により設定方法が異なり、多くは「ハイコントラスト」などの選択式でしょう。説明書を確認しながら、調整してみてください。

キャリブレーション

キャリブレーションは、入出力時の色の違いを補正し、統一感のある発色バランスを実現するための調整作業です。スキャナーだけでなく、パソコンやプリンターなどでも実行可能で、文字の色ずれや画像の色味の変化が生じた場合にも有効です。機器間での色の違いを抑えられます。

読み取りにくい色とは

スキャナーの読取方式によっては「蛍光ペンの色」が写りにくくなります。注意しましょう。

読み取り方式は、小型機器に多いCIS方式と業務用機器に多いCCD方式の大きく2タイプが主流です。CIS方式は赤・緑・青のLEDを光源とし、蛍光ペンの写りが良くありませんが、CCD方式は白色LEDを光源とし、蛍光ペンの写りが優れています。

CIS方式で蛍光ペンの色を発色させるためには、明るさ調整が有効です。機種にもよりますが、明るさを-50程度に設定すると写りやすくなるでしょう。

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